愛犬の撮影機材といえば「SONYのミラーレス一眼カメラ」が初心者には鉄板の選択肢ですが、ある程度カメラに詳しくなると一体どのレンズがいいのか迷ってしまいますよね。
筆者自身もα7Ⅲを使っており、SEL70300GとSEL24105Gを持っていますが、
- ドッグラン→SEL70300G
- 自宅&公園散歩→SEL24105G
という感じで2本のレンズを使い分けています。
ですが、特に公園で撮影しているときに「もう少し寄りたいな」と思うことが多く、新たなレンズの購入を検討中で、そこで選択肢に上がっているのが、
- 【SONY】FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS SEL24240
- 【タムロン】28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)
という2種類のレンズです。どちらもSEL24105Gに比べて200mm、240mmまで望遠できるため、足元から少し離れた位置にいる犬もこのくらいのズーム域ならかなり使いやすくなるのではないかと予想しています。
どちらも口コミ評価で意見はさまざまみたいですが、しかしながら、肝心のペット撮影、犬撮影に使ってみたというレビューはほぼ皆無なんですよね。
そこで今回は、これからいずれかのレンズを購入するにあたって(筆者の備忘録も含めて)、この2台で検討しているポイントを簡単にまとめておこうと思います。
※SONY信者の私が犬撮影に推薦するミラーレスカメラはこちら↓
Contents
SONY SEL24240とタムロン28-200mmのスペック比較
※太字は主に重要視しているスペック
SONY SEL24240 |
タムロン 28-200mm |
|
対応 | αEマウント | αEマウント |
フルサイズ | 〇 | 〇 |
焦点距離 | 24~240mm | 28~200mm |
開放F値 | F3.5~6.3 | F2.8~5.6 |
最短撮影距離 | 0.5m | 0.19m |
レンズ内手振れ補正 | 〇 | × |
レンズ構成 | 12群17枚 | 14群18枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 |
フィルター径 | 72mm | 67mm |
重さ | 780g | 575g |
最大径×長さ | 80.5×118.5mm | 74×117mm |
防滴 | 〇 | 〇 |
防塵 | 〇 | × |
価格 | 10万円台半ば | 7万円程度 |
ソニーのSEL24240とタムロンの28-200mmのスペックを単純比較すると、
- 広角域×望遠域:ソニーの方が有利
- レンズの明るさ:タムロンの方が明るい
- 最短撮影距離:タムロンの方が被写体に近づける
- 手振れ補正:ソニーはレンズ内にも手振れ補正搭載
- 重量:タムロンの方が圧倒的に軽い
総合的に見るとタムロンの方が有利な点が多いですよね。では実際に1台を選ぶならどちらの方が良いのでしょうか。
【ペット撮影】SONY SEL24240とタムロン28-200mmはどちらを選ぶべきか?
さまざまなサイトで口コミやレビューを見てみると、やはりタムロンの28-200mmのレンズは安い割にとても評判がよく、街でスナップ写真を撮りたいカメラ好きにはぴったりという見方が多いようです。
何も考えなくても自然と明るく撮れて犬が近寄ってきても接写が効き、さらに首からぶら下げっぱなしにしても肩への負担が少ない575gというびっくりな軽さとコンパクトさを両立。
これだけを見ればタムロンの方が間違いなさそうと思ってしまうのですが…。
犬撮影に特化するなら手振れ補正は絶対欲しい
タムロンの方がレンズそのものへのメリットは多いと確かに思いますが、筆者をはじめ愛犬家の多くが撮影したいのは「犬」ですよね。愛犬をいかに可愛く、かつシャッターチャンスを逃さないかがレンズ選びの勝負となります。
犬の撮影以外にはほとんどカメラを使うことがない私なので、レンズの明るさや最短撮影距離といった仕様はもちろん大切ではありますが、それよりも根本的に「手振れ補正」はやっぱり欠かせない必須要素かなと感じます。
街の風景ならしっかりカメラを固定して手振れがないように撮影することが可能ですが、犬はとにかく動き回る上に動く幅がかなりハードになるシーンが多いですよね。
私の愛機α7Ⅲは「ボディー内手振れ補正」が搭載されてはいますが、ボディー内手振れ補正は広角側では効き目はありますが、望遠側になるとほとんど機能しなくなってしまいます。
公園で犬が走っている姿をよく撮影する私にとっては、望遠域で手振れ補正が効かないのはかなり致命的なデメリットです。犬の動きに合わせて大きく流し撮りすることも多いため、望遠時に手振れするといざパソコンの前で写真をチェックした際にがっかりする自分を想像できます。
一方、犬撮影時に首からぶら下げてカメラを構えている人にとっては、タムロンの“劇的に軽いレンズ”というのもすごく魅力的に映ると思います。
とはいえ総合的に考えてみて、どれだけ明るくて軽くて被写体に寄れたとしても、肝心の写真がブレてしまっては本末転倒です。
SEL24240の方が解像度が甘いとか、写真の四隅がなんちゃらという人もいますが、素人目に見てわかる違いではないので、広角から中望遠域で撮れる便利なレンズが欲しいなら今のところ少々高くてもSEL24240の方が満足できるのではないかという結論に至りました。
まとめ
今回はソニーのSEL24240とタムロン28-200mmの簡単な比較検討をしてみましたが、犬撮影に特化して考えるならソニーのSEL24240の方がおそらく満足できるのではないかと考えています。
もしかすると両方買って試してしまう可能性もあるかもしれませんが、レンズは中古でも高値で売れますから不要な方は処分してしまうのもありといえばありですよね。
とりあえず後日ソニーからSEL24240を借してもらえそうなので、実際に犬撮影で使ってみた時はもう一度レビューしてみたいと思います。
はじめまして。
大変参考になります。
同じく両者のレンズで迷っています。(望遠ズームは初めて購入予定のカメラ初心者です。α7c)
私も犬(ラブラドール)を飼っていて、ドッグランでは望遠がきくレンズを探していました。
あと、子どもが3歳で公園に行くこともあります。今後は運動会なんかも。
24mm-240mmが魅力的ですがなんせ重くて大きい…それでも私のような素人には手ブレ補正が無いと元も子もないのでやはりSONYが有力ですが、タムロンの軽いというのも魅力的です。
また、続報を楽しみに待ってます!!!
ところでSEL24105Gは、普段使いでも重いですか?
こんにちは。
SEL24240 AFが遅く近ずいて来るとピントが合わないと聞いたことがあります。
タムロン28-200mm AF爆速みたいですね。
動き回るワンちゃんの撮影にどう影響するか気になります。
レビュー楽しみにしてます。