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一人暮らしでコーギーを飼いたい人必見!一人で犬の飼育は可能なのか?

一人暮らしでコーギーを飼いたい人必見!犬を育てるには覚悟が必要

現在一人暮らしをしている方で「コーギーを飼いたい」と思っている方もいると思います。

私は普段は24時間面倒を見ることができる環境にいるため、コーギーを飼うことに苦労は感じていませんが、

「一人暮らしで仕事をしていてもコーギーって飼えるの?」

という質問があったので、今回は私なりの率直な意見をまとめてみようと思います。

Contents

一人暮らしでコーギーは飼える?結論は難しい

一人暮らしでコーギーは飼える?結論は難しい

結論から言うと一人暮らしでコーギーを育てるのは難しいです。

その理由は以下の通り。

一人暮らしでコーギーを飼うのが難しい理由
  1. コーギーを飼える賃貸物件が少ない
  2. しつけには継続と時間がかかる
  3. 毎日1時間20分以上の運動が続けられるか
  4. 分離不安による犬のストレスが大きい
  5. 毎日規則的な食事時間が確保できるか
  6. メスなら生理、オスならマーキングの対策ができるか
  7. コーギーは抜け毛が異常に多いため掃除に手間がかかる

他にも一人暮らしではコーギーの飼育が難しい理由はいくつも見当たりますが、主に考えられる理由は上記7点です。1つずつ説明していきましょう。

①コーギーを飼える賃貸物件が少ない

私がコーギーを迎えようと考え始めた当時「犬の飼育可の物件」に住んでいましたが、アパートの規約をよく読んでみたところなんと「10kg以下の小型犬に限定」されていることに気づきました。

コーギーは分類上では中型犬なので、管理会社に問い合わせたところ案の定「無理です」の一点張り。家族と相談した結果、どうしてもコーギーが飼いたかった私は中型犬がOKな広い物件に引っ越すことになりました。

その時お世話になった不動産会社の担当者はとても親切な方で、希望の条件で様々な物件を探してもらいましたが、準都会で物件数豊富な札幌でも意外と中型犬自体が可の物件って少ないんですよね。

もともと一軒屋に住んでいる方や中型犬可のアパート・マンションに住んでいて転勤がない方なら問題ありませんが、コーギーを飼う場合は一度住環境に問題がないか、もしくは引っ越し先が確保できるのかをしっかり確認する必要があります。

②しつけには継続と時間がかかる

コーギーに限った話ではありませんが、犬のしつけは人間との社会生活を送る上では絶対に必要になるものです。例えば、

  • 家の中で排泄して良い場所を覚えさせる
  • クレートに入るトレーニング
  • ケージの中で過ごすトレーニング
  • 車に乗って移動するのに慣れさせる
  • 一人でのお留守番に慣れさせる
  • 他の犬との遊びに慣れさせる
  • 吠え癖、噛み癖の改善
  • お散歩中のトレーニング
  • 拾い食いの予防トレーニング
  • マテ・オスワリ・フセなど基本的なコマンドの習得

など、犬と暮らすには最初に飼い主の手でしっかりとしつけなければならないことが山ほど待ち受けています。

他にも面倒を見てやれる家族がいれば良いですが、一人暮らしですべてを完璧にこなすのは本当に大変なことです。

また、しつけはミスをその場で正さなければ犬が理解できません。例えば、仕事中留守番させているときの“トイレの失敗”が習慣化してしまうと、その後正しい場所での排泄トレーニングは非常に難しくなります。

週末土日に根詰めてやれば何とかなると漠然と思う人も多いかもしれませんが、実際には1日でトイレを覚える犬はほぼ皆無で、通常毎日トレーニングを重ね、2週間~1ヶ月の時間をかけてゆっくりと覚えていく子が大半です。

特に子犬のうちにしっかりとしつけることが肝心ですから、一人でも片手間でしつけられるだろうと過信している方がいれば今すぐ考えを改めるべきです。

③毎日1時間20分以上の運動が続けられるか

コーギーを飼う上で覚悟が必要なのが、運動量が豊富な犬種ゆえに十分な散歩時間の確保ができるかどうかです。

コーギーは非常に活発で、元来牧羊犬として活躍していたというだけあってとてもパワフル。コロっとした見た目以上に体は筋肉質で、疲れ知らずの体力が自慢のワンコです。

なんとなく「仕事帰りにお散歩すればいいんでしょ?」という考えでは、一人暮らしの方の場合間違いなく飼ってから後悔することになります。

毎日1時間20分以上の継続的な散歩が必要で、しかも休憩を挟まず連続で歩き続けなければコーギーの豊富な体力を発散させることはできません。

体力が有り余った状態で家に閉じ込めておくと、吠えや噛み癖など問題行動を助長してしまいかねませんので、毎日しっかりと運動させることが必要不可欠となります。

どれだけ帰りが遅くなっても朝もしくは晩に散歩に連れ出せるかどうか、同時に自分自身の体力の消耗にも耐えられる自信があるのかどうかなど、ライフスタイルを一度じっくりと振り返ってみてください。

※お散歩が不十分だと家でもワンワン騒ぐことが多く、私は最低でも毎日1時間20分程度のお散歩を目安にしています。多い時は2時間くらい歩いたり走らせたりする日もありますよ

④分離不安による犬のストレスが大きい

一人暮らしの場合たいていは会社に出勤するため1日の大半を外で過ごす人が多いと思います。

コーギーという犬種はとても人懐っこく、頭をなでなでされるのがすごく好きなかわいいワンコですが、一方で飼い主を深く信頼し溺愛する分一人ぼっちにされるのが大嫌いです。

犬が一人にされて不安を感じることを「分離不安」と言ったりしますが、分離不安を解消するにはいきなり長時間家に取り残すのではなく、最初は10分、15分と短い時間から飼い主と離れるトレーニングしなければいけません。

当然1日で何とかなるというものではなく、毎日継続的に少しずつ続けることが肝心ですから、翌日から会社に行くために10時間以上一人ぼっちにさせるなど論外です。

長時間取り残されると寂しくて吠えてしまったり、ストレスで家の壁や家具を噛んでしまったりと問題行動につながる可能性が非常に高く、そのような環境で飼われた犬は不幸と言わざるを得ません。

※分離不安を軽減するトレーニングをしていても、スーパーへ買い物に出かけた一瞬の間に絨毯をむしられたり壁を噛まれたこともあります…

⑤毎日規則的な食事時間が確保できるか

人間に食事サイクルがあるように、犬にもお腹が空く時間やサイクルがあります。

9時5時の公務員なら朝晩規則的な時間に食事を与えることもできますが、シフト制の仕事で時間が不規則な場合、犬の食事時間がマチマチになってしまうこともあるかと思います。

多少の変動なら問題ないですが、数時間単位で変わってしまう場合、犬によってはその空腹時間がストレスになる恐れもあります。

特にコーギーは他の犬種よりも食べ物への執着心が強く食いしん坊な子が多いので、食事がもらえない時のストレスは相当なものではないかと容易に想像がつきます。

一人暮らしでコーギーを飼う場合は、なおさら仕事の開始終了時間が規則的なのかどうかも飼育する上では大切なポイントだと言えます。

⑥メスなら生理、オスならマーキングの対策ができるか

一人暮らしで家を空けている際、メスなら生理が来ますし、オスなら成長とともにマーキングで家を汚される可能性も出てきます。

メスなら避妊手術をすれば生理で床中血だらけになるのは回避できますが、オスのマーキングは本能によるものですから、場合によっては家のいたるところにおしっこの跡が残ってしまうリスクがあります。

ある程度はしつけでなんとかできることもありますが、それが難しい場合はマーキングしそうな箇所にトイレシーツを予め配置しておいたり、家具をなるべく置かないようにするなどの工夫も必要になります。

※オスのワンコは去勢手術をすればマーキングをしなくなるケースも一部あります

⑦コーギーは抜け毛が異常に多く掃除に手間がかかる

最後にもう一つコーギーを飼う上で覚悟が必要なのが「抜け毛の多さ」です。

それも通常の抜け毛レベルではなく、ブラッシングしても終わりが見えないほど延々に抜け続けるのが多くの飼い主の悩みの種でもあります。

※換毛期にはサッカーボールが出来るほど抜けます

そのため、朝晩のブラッシングは必ず日課にしなければいけませんし、それでも家じゅう至るところで毛が抜けるので、清潔に保つためにも毎日の掃除は欠かすことができません。

ただでさえ仕事が忙しい人なら帰宅後に掃除するのも面倒に感じる人も多いでしょうし、さらに犬のブラッシングにも時間を割かなければなりませんから、精神的体力的な負担も事前に折り込んでおく必要があります。

一人暮らしで犬を飼うと息抜きができなくなる

コーギーを飼うケースに限った話ではないですが、一人暮らしで犬を飼い始めるととにかく息抜きをする時間がなくなります。

  • 友達と食事に出かけにくい
  • 遊びに行ったり旅行に行けない
  • 犬の食事の時間が生活の軸になる

私のように愛犬のコーギーと過ごす時間が息抜きになるという人は別ですが、一人の時間も大切にしたいと思っている人にとっては犬がいることで行動に制約が生じるため窮屈に感じることもあるはずです。

とはいえ、友達と食事に行きたいならドッグカフェを選べばいいですし、旅行に行くなら犬と泊まれる宿を探せば済む話ではあります。

ただし、当然ながら四六時中常に犬に気を遣わなければならず、一人で行動するような気軽さがなくなるので、人によっては犬がいることでストレスを感じてしまう場合だってあるでしょう。

犬を飼うことは10年以上共に過ごすパートナーになるということでもありますから、そのような小さなストレスの積み重ねに耐えられるのか飼う前にしっかり考えておくことも大切です。途中で安易に育児放棄して手放すなんて“言語道断”ですよ。

どうしてもコーギーがいいならMIX犬も見てみよう

一人暮らしでコーギーを飼うのはあまりおすすめしませんが、どうしてもコーギーが良いと思っている方は「コーギーとのMIX犬」を見てみるのも良い解決方法になるかもしれません。

ペットショップなどを見て回ると、

  • コーギー×ペキニーズ
  • コーギー×チワワ
  • コーギー×トイプードル

など、コーギーと別の犬種を組み合わせた子をたまに見かけることがあります。

コーギーは中型犬ですが、超小型犬や小型犬などと交配することで体のサイズは小さくなる可能性はありますし、コーギーの見た目を残しつつ他の子とは違った魅力的なワンちゃんに育つ楽しみも増えます。

ちなみに、Twitterを見ているとコーギーと別の犬種を掛け合わせた子を飼っているという人もけっこういるみたいですね。

どの子もコーギーの面影を残しながらも、犬種それぞれの顔つきや毛の長さがあってかわいいですよね。

交配する犬種によっても様々なバリエーションに育ちますので、体のサイズがネックになっているという方はMIXも検討してみると良いでしょう。

まとめ

今回の記事では一人暮らしで犬を飼うことがいかに難しいか、ややポジショントーク的ではありましたが実際にコーギーを飼ってみて感じた率直な意見をまとめてみました。

犬を飼うとなると住環境はもとより、しつけ、運動、食事など一人ではどうしても手が回らず体力的にも厳しいと感じる場面に少なからず出くわすことになります。

ちなみに、ドッグランなどで知り合った愛犬家の方で、一人暮らしで犬を飼っている方の姿をほとんど見かけたことがありません。やはり皆さんご家族で分担して面倒を見ている方々が多いようです。

もちろん一人暮らしで上手に犬と暮らしている方もいますし絶対無理だとは言い切れませんが、どんなに仕事が忙しくてもしっかりと生涯に渡って面倒が見れるのか、一人暮らしでコーギーを飼おうと考えている方はよく考えてみてくださいね。